空海

【第75番札所 善通寺】真言宗善通寺派の総本山で、空海生誕の地とされています。

空海と一緒に旅しよう!

空海 銅像

空海は1200年ほど前の平安時代、香川県に生まれました。歴史の授業で「真言宗を開いた」ということは習って覚えている方も多いと思いますが、お遍路では「お大師さん」という愛称で親しまれ、死んでからは「弘法大師」という名前を授かり、多くの人に信仰されています。
空海ゆかりの地や逸話を紹介しながら、その軌跡をたどってみましょう。

お大師さまの逸話①

第73番札所 出釈迦寺

〈身投げして天女に救われた⁉〉
7才の時、仏門の道に入ることを願い、家の近くの山から身投げをすると天女が表れ、空海を抱き留めました。命を救われ、願いが叶うことを示された空海は、青年になってお堂を建てましました。この山が「捨身ヶ嶽(しゃしんがたけ)」と呼ばれ、第73番札所出釈迦寺(しゅっしゃかじ)の奥の院となっています。

お大師さまの逸話②

御厨人窟(みくろど)の入口

〈今や受験生の人気のスポットに!?〉
空海がすさまじい修行の中で、明星を飲み込むという神秘体験をしたのが室戸岬。「御厨人窟(みくろど)」という洞窟で寝泊りしていました。ここにお参りすると記憶力がアップすると言われ、受験生にも人気の巡礼地です。

お大師さまの逸話③

第3番札所金泉寺 黄金の井戸

〈霊水湧き出る泉を掘った⁉〉
空海は、この地を訪れた際、水不足に苦しむ村人たちのために井戸を掘りました。湧き出る水は霊水で、「長寿をもたらす黄金の井戸」とされ、多くの人が訪れるようになりました。水面を覗いて自分の顔が映ったら、長生きできるという言い伝えも。

お大師さまの逸話④

〈死ぬことなくこの世に留まる⁉〉
空海は「この世に生を受けていることこそ仏」という考えを持っており、人間の中には皆仏の部分があるという信念を持っていました。その考えを「即身成仏」といい、段階を経て仏の境地に至ると説明しています。

〈遍路「同行二人」〉
お遍路では「同行二人」といって、常にお大師さんと二人で旅をすると言われています。

真言密教って何?

【第4番札所 大日寺】 この地で長く修行した空海。大日如来像を本尊として創建しました。

それまであった「釈迦」という歴史上の人物の教えをもとにしているのではなく、広大な宇宙を「大日如来」という仏に置き換えて、そこから発するさまざまな教えを観音菩薩や不動明王などを通じて人々に伝え導いたもの。難しい経典の中から人々に分かりやすい部分を全面に押し出して布教活動を行ったのは、空海の見事な計算。人々に深く浸透することとなりました。

故郷を救った!満濃池の治水事業

【満濃池】 日本最大級というだけあり、池というよりは「湖」と言えるほどの広さ。

僧侶としてだけではなく、建築や治水など実利の面でも高い能力を示しました。その中で最も大きな功績といえるのが、讃岐の国にある満濃池です。
この池は国内最大級のため池で、当時からこの地域では農業用水として活用されていました。一方で大雨などにより度々決壊し、甚大な被害も出していました。そこで空海はこの池にアーチ状の堤防を築き、氾濫を防いだのです。

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